後期試験 ・ 2008 年 1 月 25 日 2 時限実施 ・ ページ
授業 科目 |
情報数学 I | 学生番号 | 学科 | 学年 | 組 | 番 | フリ ガナ |
評点 | ||||||||
氏名 | ||||||||||||||||
担当者 | DÜRST, Martin J. |
次の情報数学関連の英語の用語に相当する日本語の用語を書いて、簡単に説明しなさい。単にカタカナ表記にするのは避けること。
下記の表を右に延ばして、G∧(E→D)∨¬D の論理式の途中経過と結果を計算しなさい。
D | E | G | G∧(E→D)∨¬D | |
F | F | F | T | |
F | F | T | T | |
F | T | F | T | |
F | T | T | T | |
T | F | F | F | |
T | F | T | ||
T | T | F | F | |
T | T | T | T |
後期試験 ・ 2008 年 1 月 25 日 2 時限実施 ・ ページ
次の式を、指定した演算子、関数や量記号だけを使うように変換しなさい。(必ずしも全ての演算子、関数や量記号が必要ない場合もある。)
番号 | 変換前の式 | 使える演算子、関数や量記号 | 変換後の式 |
---|---|---|---|
例 | ¬A | NAND | NAND(A) |
(¬A∧¬B) | ∨, ¬ | ¬(A∨B) | |
A∨B | ∧, ¬ | ¬(¬A∧¬B) | |
A→B | ∨, ¬ | ¬A∨B | |
XOR(A,B) | ∧, ∨, ¬ | (¬A∧B)∨(A∧¬B) | |
A↔B | ∧, → | (A→B)∧(B→A) | |
A↔B | ∧, ∨, ¬ | (A∧B)∨(¬A∧¬B) | |
¬A→¬B | → | B→A | |
¬∀x: P(x) | ∃, ¬ | ∃x: ¬P(x) | |
A∨A∧B | ∨, ¬ | A |
集合 {1, 3, 5, 7, 15, 21, 35, 105} でブール代数が作れる。 その場合に、ブール代数に必要な元と演算子はどういう風にすればいいのか書きなさい。
一般の書き方 (太字) | 今回の場合 |
---|---|
0 (零元) | 1 |
1 (単位元) | 105 |
∧ | 最大公約数 |
∨ | 最小公倍数 |
¬ | 105/n |
上記のブール代数のハッセ図を書きなさい。
105 15 21 35 3 5 7 1
有限ブール代数と立方体の関係について簡単に説明しなさい。
有限ブール代数は全て n 次元の立方体の構造をもって、元の数が全ての場合 |B| = 2n
後期試験 ・ 2008 年 7 月 25 日 2 時限実施 ・ ページ
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情報数学 I | 学生番号 | 学科 | 学年 | 組 | 番 | フリ ガナ |
評点 | ||||||||
氏名 | ||||||||||||||||
担当者 | DÜRST, Martin J. |
次の表の基数変換を行いなさい。
番号 | a の基数 | a | b の基数 | b |
---|---|---|---|---|
例 | 2 | 10101010 | 16 | AA |
7 | 111 | 10 | 57 | |
16 | 256 | 10 | 598 | |
10 | 77 | 5 | 302 | |
9 | 1357 | 3 | 1101221 | |
3 | 12021111110 | 27 | 57DC | |
2 | 1010101 | 10 | 85 | |
16 | FDCB752 | 4 | 33313023131102 | |
8 | 6363 | 2 | 110011110011 | |
2 | 1111101011011110 | 16 | FADE | |
16 | EF38B | 2 | 11101111001110001011 | |
2 | 100101010011000100111001 | 8 | 45230471 | |
16 | 1F58D1 | 8 | 7654321 |
n ≧ 4 の場合、2n < n ! を証明しなさい。
数学的帰納法を使って証明する。
基底: n=4: 24 = 16 < 4! = 24
帰納: 2k< k! を前提として、2(k+1)< (k+1)! を証明できればいい。
2(k+1)=2*2(k+1); (k+1)! = k!*(k+1); 2 < (k+1)
a<b かつ c<d ならば a*c < b*d なので、2k< k! で証明完了。
後期試験 ・ 2008 年 1 月 25 日 2 時限実施 ・ ページ
A={1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8} の場合、 { (a, b) | a∈A ∧ b∈A ∧ a<b ∧ prime(a+b)>1 } の関係を下記の三つの表現形式で書きなさい。ただし、 prime(x) は x が素数という条件を表す。
表 | 行列 | グラフ |
---|---|---|
それぞれの関係の表現の特長を自分で考えて書きなさい。
二つの架空の演算子「∆」と「∇」で次の性質で考えられる書き方を全て列挙しなさい。
次の二つの論理式 S = NAND(A,B)∨¬C と T = XOR(NAND(A,B),C) に相当する論理回路を同じ図で書きなさい。
後期試験 ・ 2008 年 7 月 25 日 2 時限実施 ・ ページ
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三つの変数 A、B と C のうちちょうど二つの変数が T だけのときに T になる論理関数の二つの標準形を、それそれの名称を表記の上に書きなさい。
名称:加法標準形 式: ¬A∧B∧C ∨ A∧¬B∧C ∨ A∧B∧¬C
名称:乗法標準形 式: (A∨B∨C)∧(¬A∨¬B∨¬C)∧(¬A∨¬B∨C)∧(¬A∨B∨¬C)∧(A∨¬B∨¬C)
次の論理記号を含まれる式の意味を簡単に説明しなさい。
記号論理の目的を簡単に説明しなさい。 (3 点)
記号で実世界のモデルを作って、記号演算だけでこのモデルについて推論する。
記号論理の種類を三つ列挙し、簡単に説明しなさい。 (6 点)
多値論理; 真と義以外に、例えば「分からない」という真理値も使う論理
命題論理; 命題だけを使う論理
二回述語論理: 述語の中でも述語を許す論理
下記の関係を、反射的かつ対称的でないかつ推移的かつ反対称的でない関係になるように完成しなさい。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
A | 1 | 1 | 0 | 0 |
B | 1 | 1 | 0 | 0 |
C | 1 | 1 | 1 | 0 |
D | 0 | 0 | 0 | 1 |