計算機実習 I
第四回 (2005年 5月19日)
標準入出力
© 2005 Martin
J. Dürst 青山学院大学
プログラミングのアドバイス
- 関数の覚える優先度
- 関数があったこと
- 大体何をできたか、何に使えたか
- 名前
- 細かい使い方
- 関数についての情報の入手
標準入出力
- 入力一つ、出力一つのプログラムが非常に多い
- その入力はどこからで、出力はどこへかはプログラムではなくて、環境で決まる
- ファイルとデバイスを等々に扱える考え方は Unix
で生まれた
- あるプログラムの出力を次のプログラムの入力にもできる:
C:\temp>prog1 | prog2
|
(パイプ)
とリダイレクトの書き方に注意:
C:\temp>prog1 <infile.txt | prog2 | prog3
>outfile.txt
標準入出力の応用
- キーボードからの入力の手間が省ける
- 出力を分析、保存のために取っておける
- ファイルを簡単に処理できる
- 複数の簡単なプログラムの組み合わせによって強力な処理ができる
- プログラムのテスト
標準入出力によるプログラムのテスト
- 入力ファイル (例えば
in1.txt
)
とそれに対して期待されている出力のファイル
(out1.txt
) を用意する
- プログラムを走らせて、出力を別のファイル
(
out1test.txt
) に取る
- 期待した出力と実際の出力を
(ファイル比較専用プログラムで) 比べる
- プログラムの仕様に有効な一つの手段
- regression test (退行テスト、回帰テスト、再帰テスト)
に使われる
(プログラムの一部の変更が他の部分に影響がないことの確認)
課題についての説明
演習についての補助
05A1: '\''
は \
の文字列ではなくて、'
一文字を \
でエスケープし、たもの
05B2:
数字の入力でなかったらプログラムを終了させる
05A3: ヒントのところ「double
型
%f
」が間違えで、「double
型
%lf
」が正しい
次回の準備
- C: ドライブに作ったプログラムを忘れずに Z:
ドライブに移す
- 今日の復習
- 課題 (再来週まで提出、質問があれば来週聞く)
- 新訂新 C 言語入門の第 7 章 (関数、pp. 166-201)
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