プログラミング基礎 II
第一回:
プログラミングの目的と心構え、超簡単なプログラムの作成と実行
Martin J. Dürst
duerst@it.aoyama.ac.jp
O 棟 529号室
テュールスト マーティン ヤコブ
http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2005/Programming%20Basics%20II/lecture1.html
© 2005 Martin J.
Dürst 青山学院大学
今週の目的
- 授業全体の構成と進み方について
- 超簡単なプログラムを作る
自己紹介
授業の位置づけ
青山スタンダード => テーマ別科目 => 領域H
(情報の技能)
- プログラミング基礎 I (前期; 馬渡先生): HTML,
ウェブページ
- プログラミング基礎 II (後期; 馬渡先生): Java
プログラム言語
- プログラミング基礎 I (前期; Dürst): Perl
プログラム言語
- プログラミング基礎 II (後期; Dürst): C
プログラム言語
履修登録
9月29日 (木) から10月 1日 (土) まで追加登録可能
(先着順)
授業全体の目的
- プログラムの基本的な仕組みと要素が分かる
- ワードとかエクセルの限界を超えてデータの処理ができる
授業の進み方
- 資料はウェブに載せてある
- 資料は完全なものではなくて、書き込みが必要
- 分からない時いつでも質問してよい
成績評価方法
- 授業中のミニテストと演習課題: 50%
- レポート課題: 30%
- 期末試験: 20%
プログラミングの心構え
- 正確さが大切
- エラーがでたときはあわてないように
- 複数や複雑なエラーメッセージでも意外と簡単な原因が多い
- 個人、気分によって色々なやりかたがある:
C プログラム言語の歴史
- 1970年代初期に米国のベル研究所で Brian W. Kernighan, Dennis
M. Ritchie などで開発
- 名前の由来: 前に開発したプログラム言語の名前は
「B」でした
- 名前の短さは C の記述の短さと C
の中心的存在を象徴する
- Unix OS と一緒に普及
- 参考資料: Dennis M. Ritchie, The Development of
the C Language
C の特徴
- コンパイラが必要
- 実行速度が早い
- できた当初から殆ど変わらない
- 主な応用:
システム構築、機器制御、汎用アプリケーション構築
- C
は現在の情報テクノロジーで一番中心的、重要なプログラム言語
- 多くのプログラム言語は C とよく似ている
超簡単なプログラムの作成: 手順
- プログラム用のフォルダーを用意
- プログラムを書く
- プログラムをコンパイルする
- プログラムを修正する
- プログラムを実行する
超簡単なプログラムの例
#include <stdio.h>
void main (void) {
printf("Hello World!");
}
教科書
新訂新 C 言語入門
(スーパービギナー編)、林晴比古著、1680円 (税込み)、ISBN
4-7973-2563-1
特徴: 初心者プログラマー向け
(他の本を使いたい場合は相談して下さい)
ソフトのインストール
自分でパソコンを持っている場合:
(MS Windows 用; 他の OS の場合には相談してください)
次回のための準備
- 必要な場合履修登録
- 本の購入
- 第一章から第四章まで (pp. 1-50) 読む
(第一章と第三章は軽く、第二章は復習、第四章は次回の準備)
- 自分のパソコンにソフトをインストールする