プログラミング基礎 II
第九回: ミニテストと復習
Martin J. Dürst
duerst@it.aoyama.ac.jp
O 棟 529号室
テュールスト マーティン ヤコブ
http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2005/Programming%20Basics%20II/lecture9.html
© 2005 Martin
J. Dürst 青山学院大学
先週の演習題
- 簡単な関数 (例えば消費税の計算、利子の計算、BMI
の計算、素数の判断) を一つ作って、先生や TA
に見せてからその関数を使う
main
関数を作って下さい。
- 先週の演習問題 2 及び 3
の一日分のゴミ出しの判断を関数にして、二つのプログラムを書き直してください。
- 今までの演習問題のプログラムを調査して、関数に出来るところを見つけて関数化する。
- 発展問題: 二つの 1
以上の整数の最大公約数を計算する関数
(とこれを使うプログラム) を作る。a と b
の最大公約数 gcd(a, b) は次のように計算できる: a==b
の時 a と b が最大公約数; a>b の時 gcd(a, b) は gcd (a-b,
b) と同じ。a<b の時に gcd(a, b) は gcd(b, a)
と同じ。この説明に沿って関数を作って下さい。関数が自分を呼ぶことを気にしないでください。
- 発展問題:
複数のプログラムに同じ関数を書くのが無駄な面がある。一日分のゴミ出しの判断の関数を別のファイル
(例えば
gomi.c
) に移して、その宣言を例えば
gomi.h
に入れて、今までのプログラムで
#include "gomi.h"
で引用して下さい。コンパイルの場合に複数の
.c
ファイルを書いてもよい (.h
ファイルは書かなくてよい)
関数の疑問点
- 例えば消費税の計算の関数がすごく小さくてびっくり。それでも関数にする価値がある:
消費税の計算が変わっても一ヶ所だけプログラムを変更すれば良い。
- 関数内の引数の名前と関数を呼ぶときの変数の名前は一緒にしなくても良くて、別にした方が良い。
次回のための準備
- 第十一章と十二章 (pp. 146-174) を読む
- 配列について読み直す
- 余った演習題を完成する