情報数学 I
第一回:
情報テクノロジーでの数学の役割と重要性
Martin J. Dürst
duerst@it.aoyama.ac.jp
O 棟 529号室
テュールスト マーティン ヤコブ
http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2006/Math1/lecture1.html
© 2006 Martin
J. Dürst 青山学院大学
今週の目的
- お互いの自己紹介
- 授業全体の構成と進み方
- 数学と情報テクノロジーの関係
- Moodle への登録について
- 数学リメディアルのアンケート調査について
自己紹介
授業の位置づけ
- 基礎科目
- 情報テクノロジー学科の学生:
2006年入学生から必修
- 機会創造工学科と経営システム工学科の学生:
選択必修
- 情報テクノロジーの初めての本格的な授業
情報数学とは
- 「物理数学」や「生物数学」などと同様に、情報数学は一般の数学とかけ離れた別のものではない
- 情報テクノロジーの様々な分野において様々な数学の分野が基礎となる
- 情報数学と言われるのは:
- 情報テクノロジー全般で特に基礎と思われるもの
- 一般の数学の授業であまり教えられてないもの
情報テクノロジーの分野と数学の分野の関係 (例)
- 確率: 情報通信、自然言語処理
- フーリエ解析: 画像処理、音声処理
- 幾何学、線形代数:
コンピュータグラフィクス、ロボット工学
- 言語理論: プログラム言語、コンパイラ
- 整数論: 暗号学
情報数学 I と情報数学 II
- 情報数学 I:
- 論理: 論理式、論理関数、命題論理、述語論理
- 集合と関係など
- 証明の仕方
- 情報数学 II:
数学の考え方
- 数学は道具 (tool)
- 数学は言語 (language)
- 数学は考え方 (way of thinking)
言語としての数学
- 言葉もあるが、記号が多い
- 他の言語に比べて、正確で簡潔である
- 使う記号に若干方言もある
- 他に情報テクノロジーに大事な言語?
授業の進み方
- 資料は Web に載せてある
- 資料は完全なものではなくて、書き込みが必要
- 分からない時いつでも質問してよい
- 宿題の種類:
成績評価方法
おおよその割合:
- 授業中のミニテスト: 20%
- 演習課題: 30%
- 期末試験: 50%
参考文献
参考文献リスト
Moodle への登録
Moodle はオープン・ソースの電子学習支援システム
今日の説明:
新しいアカウントの作成
新規アカウント記入項目
- ユーザ名: 必ず学生番号 (八桁)
を使う
- パスワード:
自分だけしか分からないものにする。必ず忘れないように!
- メールアドレス:
必ずウェブメールアドレス (...@cc.aoyama.ac.jp)
にする。
- 名・姓: 漢字の実名にする。
記入が終わったら「アカウントの作成」のボタンを押す。
コースの登録
アカウントを作成したら、しばらくするとウェブメールに確認のメールが来る。
確認のメールに一つ入っているリンクをクリックするとユーザ登録の確認が完成。
次に「基礎科目」のしたの「情報数学 I」を選ぶ。
次のページに登録キーのところに「InfoMath1」を入力する。
注意: 履修登録も Moodle
でのコースへの登録も単位取得の前提である。
数学リメディアルについてのアンケート調査
数学リメディアルの更なる有効利用のためのアンケート調査
- 機械創造工学科学生用: http://www.mitlab.net/cgi-bin/remedial_Mech/enq.cgi
- 経営システム工学科学生用: http://www.mitlab.net/cgi-bin/remedial_MS/enq.cgi
- 情報テクノロジー学科学生用: http://www.mitlab.net/cgi-bin/remedial_IT/enq.cgi
使い方:
- 上記 Web
ページを開いた後、右上の「投票フォーム」ボタンをクリックしてから解答
- 設問1から設問21まで全部解答した後、「投票」ボタンをクリックする
- 締切は10月4日 (水曜日) 23時59分
次回までの宿題 (提出不要)
- 数学リメディアルについてのアンケート調査への解答
(10月4日 (水) まで)
- Moodle へのアカウント作成とコースへの登録
- 「集合」と「関数」について高校で学んだことを再確認