http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2008/Math1/lecture3.html
© 2005-8 Martin J. Dürst 青山学院大学
演算子に色々な法則が考えられる
演算子と被演算子の種類によって成り立つか
成り立たないか
よくあるパターン (雛形) に名前が付いている:
名前: 交換律 (commutative law)
パターン (△ は「何かの演算子」): a △ b = b △ a
成り立つ具体例:
成り立たない例:
一部メールアドレスなどを所定のものにしていない学生がまだまだいる
その一部をこちらで変更した
残りは自分で必ず変更のこと (今まで出した宿題は残る)
変更できなかった人は授業後に対応
変更できない場合には早めに電子メールで連絡
警告: 修正されていないアカウントは消される
現在,諸事情により閲覧不可
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(Pascal's triangle)
一行目の (0 ... 0) 1 (0 ... 0)
からスタートし、左上と右上の数を足し合わせると出来る。
1 1 1 1 2 1 1 3 3 1 1 4 6 4 1 1 5 10 10 5 1 1 6 15 20 15 6 1 1 7 21 35 35 21 7 1 1 8 28 56 70 56 28 8 1
インドで紀元前から知られ、多くの性質が知られている。
ここで次の関係や性質を証明する:
(factorial)
書き方: n!
定義: n! = 1 · 2 · ... (n-1) · n = ∏ni=1 i
問題:
1! = ?
0! = ?
(unit element, identity element, neutral element)
具体例 (合計):
int sum = 0; for (i=0; i<end; i++) sum += array[i];
C プログラム言語の場合:
type result = 単位元; for (i=0; i<end; i++) result = result 演算子 array[i];
Ruby の場合:
array.inject(単位元) do |memo, next| memo 演算子 next end
(proposition 又は statement)
正しいか正しくないかが客観的に決められる文 (命題は正しいものでも正しくないものでも良い)
命題ではないのは主観的な記述、質問、一部が決定されてない、代名詞や変数を含む場合など。
例:
反例 (命題ではない):
命題は正しいか正しくないかである。
「正しい」は「真」(しん、true) とも言って、1、T や ⊤ と書く
「正しくない」は「偽」(ぎ、false) とも言って、0、F や ⊥ と書く
0
は「偽」と相当で、0
以外の整数 (特に
1
)
は「真」と相当。真理値に整数の型が使われる。true
で、「偽」は
false
で、整数の型 (int
) と真理値の型
(boolean
) は全く別。二つの命題 A と B があるとすると次の命題が作れる:
A かつ B (A AND B)
これは「A ∧ B」と書く。A·B や A B と書くこともある。
A ∧ B は A とも B とも真の場合だけ真、そのほかの場合は偽。
これは関数とも考えられる: AND(A, B)
命題の真偽を定義したり、証明したり、調べたりするには真理表がよく使われる:
A | B | A ∧ B |
T | T | T |
T | F | |
F | T | |
F | F |
論理演算子は一つ以上の命題から複合命題を作る。
一番よく使われる基本的な論理演算子は次:
二つの命題 A と B から次の命題が作れる: A 又は B
「A 又は B」 (A or B) は A ∨ B (又はA+B) と書く。
A ∨ B は A とも B とも偽の場合だけ偽。
真理表で表すと次になる:
A | B | A ∨ B |
T | T | T |
T | F | T |
F | T | T |
F | F | F |
「A ではない」(not A) は ¬A と書く。A', A, ~A と書くこともある。
¬A は A が真の場合に偽、偽の場合に真。
真理表で表すと次になる:
A | ¬A |
T | F |
F | T |
論理演算子と命題 (変数) で論理式が作られる。
例: (A ∨ (¬B)) ∧ C
優先度と括弧の省略:
演算子に優先度が付いている。優先度の高い順から適用される。括弧は優先度が合わない時だけ必要。
論理演算子の優先度は「¬」が「∧」より高く、「∧」が「∨」より高い。
例: (A ∨ (¬B)) ∧ B
(¬B) の括弧が必要ない: (A ∨ ¬B) ∧ B
真理表を使った評価
A | B | ¬B | A ∨ ¬B | (A ∨ ¬B) ∧ B |
T | T | F | T | T |
T | F | T | T | F |
F | T | F | F | F |
F | F | T | T | F |