言語理論とコンパイラ

第十三回: 実行環境、仮想計算機、ゴミ集め、動的コンパイラ

2009 年 7 月 10 日

http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2009/Compiler/lecture13.html

Martin J. Dürst

AGU

© 2005-9 Martin J. Dürst 青山学院大学

目次

期末試験について

日時: 7 月 24日 (金)、2 限 (11:10-12:35)

過去問の追加: 2008 年の試験

先週の補足

gcc の最適化に関する設定項目: 英語日本語

再配置可能プログラム

実行環境

コンパイラと一緒に用意する必要がある

従来の動的メモリの仕組み

ゴミ集めの仕組み

ゴミ集めの手法

要点: できるだけ普通の処理と同時に少しづつ進める

  1. 動的メモリの部分が参照されている数 (reference count) を記録・更新し、0 になったらゴミとして集める。
  2. 印掃式 (mark and sweep): 全ての動的メモリの部分に印を付けて、これを最初に off にする。静的メモリなどから参照可能な動的メモリの部分の印を on にする。印が off になっている部分をゴミとして集める。
  3. 複写式 (copy): 動的メモリ領域を二つ用意して、参照されている動的メモリの部分をコピーする。

仮想計算機

動的コンパイル

まとめ