情報数学 I
第一回 (2009年 9月25日)
情報テクノロジーでの数学の役割と重要性
http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2009/Math1/lecture1.html
Martin J. Dürst
duerst@it.aoyama.ac.jp
O 棟 529号室
テュールスト
マーティン ヤコブ
© 2005-09 Martin
J. Dürst 青山学院大学
今週の目的
- お互いの自己紹介
- 授業全体の構成と進み方
- 数学と情報テクノロジーの関係
- Moodle への登録について
自己紹介
授業の位置づけ
- 基礎科目
- 情報テクノロジー学科の学生:
2006年入学生から必修
- 機会創造工学科と経営システム工学科の学生:
選択必修
- 情報テクノロジーの初めての本格的な授業
授業の進め方
- 約束事 1: 私語禁止、脱帽、飲食禁止
- 資料の配布とウェブ公開
- 書き込みが大事 (資料に載ってないことが色々ある)
- 宿題、ミニテストはアナウンスなしもある
- 約束事 2: 書き込み、宿題を必ずやること
- 出席しないと損
- 質問はいつでも大歓迎
成績評価方法
おおよその割合:
- 授業中のミニテスト: ~20%
- 演習課題: ~30%
- 期末試験: ~50%
情報数学の概要
- 「物理数学」や「生物数学」は無い
- 「情報数学」も同様
- 情報テクノロジーの様々な分野において様々な数学の分野が基礎となる
- 情報数学の内容:
- 情報テクノロジー全般で特に基礎のもの
- 一般の数学の授業であまり教えられていないもの
情報テクノロジーの分野と
数学の分野の関係 (例)
- 確率論: 情報通信、自然言語処理
- フーリエ解析: 画像処理、音声処理
- 幾何学、線形代数: コンピュータグラフィクス、
ロボット工学
- (形式) 言語理論: プログラム言語、コンパイラ
- 整数論: 暗号学
情報数学 I と情報数学 II
- 情報数学 I:
- 論理: 論理式、論理関数、命題論理、述語論理
- 集合と関係など
- 証明の仕方
- 情報数学 II:
数学の考え方
- 数学は道具 (tool)
- 数学は言語 (language)
- 数学は考え方 (way of thinking)
言語としての数学
- 言葉もあるが、記号が多い
- 他の言語に比べて、正確で簡潔である
- 使う記号に一部方言がある
- 他に情報テクノロジーに大事な言語?
Moodle への登録
Moodle はオープン・ソースの電子学習支援システム
今日の説明:
新しいアカウントの作成
新規アカウント記入項目
- ユーザ名: 必ず学生番号 (八桁、例:
15908234
) を使う
- パスワード:
自分だけしか分からないものにする。必ず忘れないように!
- メールアドレス:
必ず大学のウェブメールアドレス
(例: a5909234@aoyama.jp
)
- 姓・名: 漢字の実名に限定
- 姓 (苗字) と名前を逆にしないこと
記入が終わったら「アカウントの作成」のボタンを押す
新規アカウントの注意点
- 去年や前期に登録した学生はユーザ登録が不要
- おととし以前に登録した学生は再登録
- パスワードを忘れた場合は「パスワードを忘れた?」を選択
コースの登録
アカウントを作成したら、しばらくするとウェブメールに確認のメールが来る。
確認のメールに入っているリンクをクリックするとユーザ登録の確認が完成。
次にログインし、「情報数学 I」を選ぶ。
次のページに登録キーのところに「*****」を入力する。
注意: 履修登録も Moodle
でのコースへの登録も単位取得の前提である。
次回までの宿題 (提出不要)
- Moodle へのアカウント作成とコースへの登録
- 数学の「集合」と「関数」について高校で学んだことを再確認、ウェブで調べる