情報数学 I
(Mathematics for Computer Science I)
第一回 (2011年 9月21日)
情報テクノロジーでの数学の役割と重要性
http://www.sw.it.aoyama.ac.jp/2012/Math1/lecture1.html
Martin J. Dürst
(テュールスト
マーティン ヤコブ)
duerst@it.aoyama.ac.jp
O 棟 529号室
© 2005-12 Martin
J. Dürst 青山学院大学
今週の目次
- お互いの自己紹介
- 授業全体の構成と進み方
- 数学と情報テクノロジーの関係
- The importance of English
- Moodle への登録の説明
自己紹介
TA: 石畑 翔平 (Dürst 研究室修士一年生)
授業の位置づけ
- 基礎科目
- 情報テクノロジー学科の学生:
必修 (2006年入学から)
- 機会創造工学科と経営システム工学科の学生:
選択必修
- 情報テクノロジーの初めての本格的な授業
授業の進め方
- 資料の配布とウェブ公開
- 配布資料への書き込みが不可欠
(資料に載ってないことが色々ある)
- 出席は前提 (文科省); 遅延や未出席は大損
- 宿題、復習、予習は授業時間の二倍程度 (文科省)
- 質問はいつでも大歓迎
- 約束事 1: 私語禁止、脱帽、飲食禁止
- 約束事 2: 書き込み、宿題を必ずやること
成績評価方法
おおよその割合:
- 授業中のミニテスト: ~20%
- 演習課題: ~30%
- 期末試験: ~50%
総合的な評価
授業の日程
情報数学 I の日程
参考書
情報数学の概要
- 「物理数学」や「生物数学」は存在しない
- 「情報数学」も同様
- 情報テクノロジーの様々な分野において様々な数学の分野が基礎となる
- 情報数学の内容:
- 情報テクノロジー全般で特に基礎のもの
- 一般の数学の授業であまり教えられていないもの
情報テクノロジーの分野と
数学の分野の関係 (例)
- 確率論: 情報通信、自然言語処理
- フーリエ解析: 画像処理、音声処理
- 線形代数、幾何学、位相幾何学:
コンピュータグラフィクス、
ロボット工学
- (形式) 言語理論: プログラム言語、コンパイラ
- 整数論: 暗号学
情報数学 I と情報数学 II
- 情報数学 I:
- 数の表現、合同算術
- 論理: 論理式、論理関数、命題論理、述語論理
- 集合と関係など
- 証明の仕方
- 情報数学 II:
数学の考え方
- 数学は道具 (tool)
- 数学は言語 (language)
- 数学は考え方 (way of thinking)
情報テクノロジーに必要な言語
(合計四つ)
言語としての数学
- 言葉もあるが、記号が多い
- 他の言語に比べて、正確で簡潔
- 使う記号に一部方言がある
- 他に情報テクノロジーに大事な言語?
英語の大切さ
- 米国の会社や研究者は情報テクノロジーを長年にリードした
- 英語は情報テクノロジーの共通語
- 最新情報は英語でしか手に入らない
英語の勉強の仕方
- 英語と専門・趣味の連結
- 飛び込んで、足が付けない場所で泳ぐ
- 目・耳・口・手・体を使う
- 英語で考える
- なれるのは大変; 慣れた後は楽しい
How to Study English
- Use English for your studies and your hobbies
- Learn to swim where your feet can't reach the ground
- Use eyes, ears, mouth, hands, or your whole body
- Think in English
- Starting is tough, but it gets easier and more fun as you progress
Simple Arithmetic in English
Addition: Two plus two is four.
Subtraction: Twelve minus five equals seven.
Multiplication: Fifteen times two is thirty.
Division: Two hundred divided by five is fourty.
(see http://en.wikipedia.org/wiki/English_numerals)
Moodle への登録
Moodle はオープン・ソースの電子学習支援システム
今日の説明:
- 新しいアカウントの作成
- コースの登録 (再履修者必要)
新しいアカウントの作成
新規アカウント記入項目
- ユーザ名: 必ず学生番号 (八桁、例:
15812999
) を使う
- パスワード:
自分だけしか分からないもので、必ず忘れないように!
- メールアドレス:
必ず大学のウェブメールアドレス
(例: a5812999@aoyama.jp
)
- 姓・名: (漢字の) 実名に限定
- 姓 (苗字) と名前を逆にしないこと
記入終了時で「私の新しいアカウントを作成する」を選択
しばらくするとウェブメールに確認メールが到着
確認メールの中のリンクを選択するとユーザ登録の確認が完了
メールがしばらく来なかったら「迷惑メール」も要確認
新規アカウントの注意点
- 過去にアカウントを作成した学生はコース登録のみ必要
- パスワードを忘れた場合は「はい、ログイン情報を教えてください」を選択
コース登録 (必須)
ログイン後、「情報数学 I」を選択
確認のために登録キー「 」を入力
注意: 履修登録も Moodle
のコース登録も単位取得の前提条件
注意: 再履修者も必ずコース登録が必要
注意: コース登録は 9月27日 (木) まで;
問題の場合メールで連絡
次回までの宿題